【版画展】作家紹介「岩垣正道和尚」
9月19日(土)より開催する版画展。
その版画をつくり続ける和尚をご紹介します。
岩垣正道和尚について

1941年、鳥取県生まれ。現在85歳。
岡山県真庭市・曹洞宗 毎来寺 第28世住職。
毎来寺へ入山した頃、何か趣味を持とうと思い、
小学生の頃に習った木版画を思い出したことが始まりでした。
1977年、「般若心経」を板に彫ったことをきっかけに、板画制作を開始。
以来約50年、寺の仕事を続けながら、
テーマを見つけては、コツコツと彫り、摺り続けてきました。
ニューヨーク、イギリス、スペインなど海外でも個展を開催。
2020年には真庭市文化賞、2023年には岡山県芸術文化賞を受賞。
そして2026年、毎来寺住職50年の節目に、50年にわたる板画の歩みをまとめた作品集
『摺る愉しみ 岩垣正道の板画』を刊行しました。
住職でありながら、50年もの間、
版画を彫り、摺り続けてきた岩垣正道和尚。
初めて毎来寺を訪ねた時、まず驚いたのは、その気さくさでした。
とにかく話好き。
時折見せる、いたずらっぽい笑顔。
スタッフの比良が思わず「和尚、カワイイ」と言ってしまうくらい、親しみのある方です。
でも、版画の話になると表情が変わります。
今回刊行された作品集の原稿を取り出し、
一点一点の作品について、
「これはこういう時に彫った」「ここはこんな工夫をした」
と、じっくり話してくださいました。
見て、感じて、考えて。
板を彫り、墨をつけ、何度も何度も摺る。
愉しみながら作っているのだけれど、
その一枚には、想像以上の手間と時間がかかっています。
だからでしょうか。
和尚の版画には、上手いとか、きれいとかだけでは言えない、どこか人のぬくもりのようなものを感じます。
素朴で、やさしくて、少しユーモラス。
でも、じっと見ていると、和尚がこれまで生きてきた時間や、ものを見るまなざしまで伝わってくるようです。
今回の版画展では、そんな岩垣正道和尚の作品を約30点、私たち自身で選び、額装して展示します。
半世紀をかけて刻まれてきた一枚一枚。
ぜひ、和尚に会うような気持ちで、実際に会場に足を運んでいただけると嬉しいです!
和尚の想いと手間が詰まった版画は、
きっと画像や書籍で見るのとはまた違う何かを、あなたの心に届けてくれると思います。
版画展の詳細は、こちらをご確認ください↓






